不動産投資で成功する人がすぐ2件目を買う理由

不動産投資の門を叩き、念願の「1件目」を手に入れたばかりの初心者大家さん。多くの方は、「まずはこの1件を数年運営してみて、様子を見てから次に進もう」と考えます。しかし、不動産投資の世界で着実に資産を築き、セミリタイアや経済的自由を手にする「成功者」たちの動きは正反対です。彼らは1件目の客付けが終わるか終わらないかのうちに、まるで何かに急かされるように「2件目」のターゲットを定め、購入へと動きます。

なぜ、彼らはそれほどまでに急ぐのでしょうか? 1件目の運営もままならないうちから借金を増やすのは、リスクが高すぎるのではないか? そう感じるかもしれません。しかし、実は「1件で止まってしまうこと」こそが、不動産投資における最大の経営リスクなのです。不動産投資は、1件持っている状態が最も不安定であり、2件、3件と規模を拡大していくことで初めて、真の安定と爆発的な収益性が手に入るビジネス構造になっています。

本記事では、約の特大ボリュームで、不動産投資の成功者が「なぜ2件目を急ぐのか」という合理的な理由を、プロの視点から徹底的に解説します。1件持ちの状態に潜む「空室リスクの恐怖」から、銀行融資の評価が劇的に変わる「実績(トラックレコード)」の重要性、そして複利の力を最大化させる「規模拡大の思考法」までを網羅。さらに、焦りすぎて墓穴を掘る「失敗する増やし方」の注意点までを完全レクチャーします。この記事を読み終える頃、あなたは「立ち止まること」の本当の怖さを知り、2件目へと踏み出すための最強の動機を手に入れているはずです。

投資は1件では安定しない|「ゼロか100か」の恐怖

「1件だけ持っているのが一番安全だ」という考えは、不動産投資においては完全な誤解です。むしろ、1件しか持っていない状態は、経営として最も「全滅」に近い、崖っぷちの状態なのです。

空室になった瞬間に収入が途絶える

例えば、10世帯のアパートを1棟(1件目)持っているとします。1部屋が退去しても、稼働率は90%です。残りの9部屋の家賃でローンを返し、手元に現金を残すことができます。しかし、区分マンションや戸建てを「1件だけ」持っている場合はどうでしょうか。入居者が退去した瞬間に、あなたの不動産収入は「100からゼロ」へ、あるいは管理費やローンの支払いで「マイナス」へと真っ逆さまに転落します。1件持ちは、その1件にトラブルが起きただけで家計が破綻しかねない、極めてリスク分散の効いていない状態なのです。

トラブルが「集中」するリスク

不動産には、修繕リスクも伴います。外壁塗装、屋上防水、給排水管のトラブル。これらはある日突然やってきます。1件しか物件がないと、その修繕費をすべて自分自身の給料や貯金から持ち出すことになります。しかし、複数の物件を持っていれば、A物件で発生した修繕費を、B物件やC物件から生み出される利益で相殺(カバー)することが可能になります。複数の「利益の源泉」を持つことこそが、不動産経営における真の安定剤となるのです。

融資評価の仕組み|「1件目」は銀行へのテストである

2件目を急ぐ最大の理由は「融資の加速」にあります。不動産投資において、銀行からの借り入れこそが最大のレバレッジ(梃子の原理)となりますが、銀行があなたを一人の「事業家」として認めるかどうかは、1件目のあとの動きで決まります。

「投資家」から「経営者」への格上げ

銀行にとって、最初の1件目の融資は、あくまであなたの「属性(年収や勤務先)」に対する融資です。しかし、その1件目を無事に満室にし、半年から1年程度の返済実績を作ると、銀行の見る目が変わります。「この人は不動産を正しく運営し、利益を出せる能力がある」という「実績(トラックレコード)」が評価に加わるのです。この評価がついた直後が、最も融資が引きやすい「ボーナスタイム」です。この時期を逃さずに2件目を打診することで、1件目よりも有利な条件(低金利・長期融資)を勝ち取れる可能性が飛躍的に高まります。

貸借対照表(B/S)の改善

良い物件を1件持てば、あなたの純資産は増えます。資産(物件価格)から負債(ローン残高)を引いた「含み益」がある状態で2件目の相談に行けば、銀行はそれを高く評価します。逆に、立ち止まって時間を空けすぎてしまうと、物件の老朽化が進んだり、個人の属性(年齢など)が変化したりして、融資枠が徐々に削られていくこともあります。最高のコンディションである「今」を逃さないのがプロの鉄則です。

規模拡大の考え方|「複利」のエンジンを回せ

成功者が2件目を急ぐのは、単に「お金が欲しい」からだけではありません。複利の力を使い、資産拡大のスピードを指数関数的に上げるための戦略です。

キャッシュフローの再投資サイクル

1件目から得られる純利益(キャッシュフロー)を、生活費に使ってはいけません。1件目が月5万円の利益を生むなら、年間60万円。これに給料からの貯金を加えれば、2件目の頭金を貯めるスピードは劇的に上がります。そして2件目が増えれば、月々の利益は10万円になり、3件目の頭金はさらに早く貯まるようになります。この「雪だるま式」の資産拡大の初期フェーズにおいて、1件目から2件目へのスイッチを早めることは、将来の総資産額に数千万円、数億円の差を生み出すことになるのです。

管理の効率化とコネクションの強化

物件が1件だけだと、管理会社やリフォーム業者にとって、あなたは「数ある顧客の中の一人」にすぎません。しかし、2件、3件と所有を増やすことで、あなたは業者にとって「定期的に仕事(発注)をくれる重要顧客」へと格上げされます。すると、良いリフォーム条件を提示してくれたり、未公開の優良物件情報を優先的に回してくれたりといった、規模のメリット(スケールメリット)による好循環が生まれ始めます。早めに2件目を買うことは、こうした「プロのチーム」を味方につけるための強力なカードになるのです。

失敗する増やし方|焦りが生む致命的な盲点

ただし、急ぐあまりに「何でもいいから買う」というのは論外です。失敗する人は、以下のような増やし方をしています。

1件目の赤字を放置して2件目に行く:1件目が失敗している状態で2件目を買っても、負債の泥沼が深まるだけです。銀行も赤字大家には絶対にお金を貸しません。
属性の限界を考えない:サラリーマンの融資枠には天井があります。一気に買い進めて、「あとはボロ物件しか買えない」という状態に陥らないよう、バランス良くエリアや種別を混ぜる必要があります。
手元現金をゼロにする:2件目の頭金として、手元の現金をすべて使い果たすのは危険です。不測の事態に備えた「運転資金(バッファ)」を残した上での拡大が必須です。

まとめ

なぜ儲かっている人はすぐ2件目を買うのか。それは、不動産投資における「真の安定」とは、1件を大事に守ることではなく、複数の収益源を確保し、リスクを分散させ、銀行からの信頼を積み上げていくプロセスそのものだからです。

1件持ちは、いわば経営の「スタートライン」に立ったに過ぎません。その立ち止まっている間に、空室や修繕というリスクが背後から忍び寄ってきます。そのリスクを振り切り、複利のエンジンの回転数を上げ、資産を確固たるものにするためには、1件目の成功実績という追い風が吹いている間に、勇気を持って「2件目」という帆を上げなければならないのです。

もちろん、冷静な判断は必要です。しかし、「もっと様子を見てから」という慎重さが、実は最大のチャンスロスになっているかもしれない。そのことを忘れずに、是非、次なる優良物件へのアンテナを研ぎ澄ませてください。


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