建蔽率(けんぺいりつ)・容積率とは?

不動産投資で収益物件を探しているとき、「建蔽率(けんぺいりつ)」「容積率」という言葉を見かけると思います。
特に、一戸建てを建てたり購入したりするとき、これらの言葉の意味を知っておかないと損することがあるので、これから、これらの言葉の意味をわかりやすく解説していきます。

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建蔽率(けんぺいりつ)とは?

「庭は不必要なので、土地一杯に、建物を建てよう!」なんて思っても、法律で厳しく規制されているので、思うように出来ません。

具体的には、土地に対する建築物の「面積」は、「建蔽率(けんぺいりつ)」で規制されています。

ちょっと、わかりにくいと思うので、具体的に説明します。

建蔽率(けんぺいりつ)は、通常、「%(パーセント)」で設定されています。「建蔽率(けんぺいりつ):50%」という感じです。

さて、たとえば、150坪、建蔽率50%の土地があったとします。
「150坪、建蔽率50%」とは、どういう意味なのかというと、土地に対して、150坪の50%の75坪分の「面積」の建物を建てることができるという意味です。

建蔽率の計算例


たとえば200坪、建蔽率が80%なら、どのくらいの広さの建物を建てれると思いますか。
そうですね。
土地に対して、200坪の80%の160坪分の「面積」の建物を建てることができます。

というわけで、「建蔽率(けんぺいりつ)」とは、土地に対して、どのくらいの面積の建物を建ててもいいのかを表す数値です。

容積率とは?

「建物の面積は、建蔽率で規制されているけど、なんとかして大きな建物を建てないな…。そうだ!ものすごく高い建物を建てれば大きな建物にできるんじゃない!」なんて思っていても、法律で厳しく規制されているので、思うように出来ません。

具体的には、建築物の「容積」は、「容積率」で規制されています。

ちょっと、わかりにくいと思うので、具体的に説明します。

容積率は、通常、「%(パーセント)」で設定されています。「容積率:150%」という感じです。

さて、たとえば、100坪、容積率150%の土地があったとします。
「100坪、容積率150%」とは、どういう意味なのかというと、100坪の150%の150坪分の「容積」の建物を建てることができるという意味です。

では「容積150坪」とは、どういう意味なのでしょうか。

例えば2階建てにするなら、1階と2階の「床面積」を足しても、150坪以下にしなければならない、もし、3階建てにするなら、1階から3階までの「床面積」をすべて足しても、150坪以下にしなければならないという意味です。

容積率の計算例


というわけで、容積率とは、土地に対して、各階合計でどのくらいの床面積の建物を建ててもいいのかを表す数値のことです。


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